今は動画=YouTubeの時代。 ブログを書く意味なんてあるんだろうか?
そんな悩めるブロガーさん、あるいはこれからブログを始めようという方のためにこの記事を書きます。
たしかにYouTubeの爆発力は魅力的で、収益性ではもうブログはYouTubeにかなわないかもしれません。
だからこそ、ブロガーの皆さんも大挙してYouTubeに参入しているのでしょう。
しかし、もうブログは存在価値がないのか?と聞かれたら、「断固としてNO」と私は答えます。
ブログにはブログの価値やメリットがあって、むしろブログをやらない人こそオワコンになるとすら思っています。
さあ、ブログを続けましょう、始めましょう。
ブログの存在価値
世の中に存在が認知される
普通の人がリアルに出会える人の数は、生涯を通じて数万人が限度だと言われています。
その中で頻繁に接する人はその10分の1以下、お互いのことを深く知り合う間柄となると、100分の1以下ではないでしょうか。
つまり、たったの数百人です。
さらに、その数百人の中から自分と考え方や価値観が近い数人が「親友」や「パートナー」になっていく。
これが、ネットがなかった時代、あるいはネットを使わなかった場合の平均的な人との関わりではないかと思います。
一方で、ブログを更新し続けたらどうなるでしょうか?
ブログが成長すれば、読者さんの中に自分の考え方や価値観に共感してくれる人が一定数生まれます。
リアルで出会っていたら「親友」や「パートナー」になるような人です。
月数万PVのブログであれば、リアルでの一生の出会いを毎月しているのと同じとも言えます。
それだけ貴重な出会いのチャンスが増えるのです。
ブログを書く最大のメリットって何だと思いますか?
私がたどり着いた答えは「自分と深く共感できる人との出会い」です。
先述の通り、ネットを介さずに人と出会えるチャンスはかなり限定的です。
しかし、ネットの中にはあなたの考え方や価値観に共感してくれる人がリアルで出会う人の何百倍もいます。
ブログはあなたとそんな仲間たちとの架け橋となる強力なツールになります。
情報発信者として認知されるということは、あなたの存在が世の中に認知されるということです。
逆を言えば、情報発信をしない=世の中に存在しないのと同じということになります。
ブログを書かないなんて、なんてもったいないことでしょう。
短時間でその人を知ることができる
今はYouTube全盛です。 ブログはオワコンとの意見もあります。
YouTubeじゃダメなの?という声が聞こえてきそうなので、私の考えを述べます。
YouTubeでも情報発信はできますし、するべきです。
YouTubeのメリットは、親近感を持ってもらいやすいという点にあると思います。
一方、ブログは「情報の一覧性」という点で優れています。
ブログを数記事読めば、その人の思考、知識、スキルなどが大体分かります。
つまり、YouTubeよりも短時間であなたの人となりを知ってもらえるということです。
事前にお互いのことを把握できていれば、初めて会う相手でもまるで旧知の間柄のように会話が弾みます。
ムダな前置きや探りを入れる必要がないので、精神的に楽だし効率的です。
ブログとYouTubeを併用すればさらに効果的でしょう。
権威づけ
SNSが普及したとはいえ、外部に向けて実名で情報発信することにハードルを感じる人はまだまだ多いです。
このような大多数の非発信者からすると、情報発信者はスゴイ人だと思われます。
スゴイ人だと思われるとは、権威性や信頼性を感じさせるということです。
その結果、所属しているコミュニティで一目置かれる存在になったり、相手が熱心に話を聞いてくれたりします。
ビジネスをしている人であれば、受注につながることもあります。
言語化能力と文章力の鍛錬
言語化の定義は一義的ではありませんが、このブログでは
「自分の考えや思っていることを正確に言葉や文章に落とし込むこと」
という意味で用います。
この言語化という作業は、単なる文字起こしではありません。
脳内にある複数の情報をまとめて人に伝達する能力であり、文章力・会話力の基盤となる能力です。
文章力の定義も広狭ありますが、このブログでは狭義に捉え、
「構成力、表現力、語彙力、推敲力など、文章を書くのに必要な作法」
という意味で用います。
言語化能力と文章力、両者相まって
「自分の伝えたいことを、相手にとって分かりやすくかつ正確に伝える文章を書く能力」
ということになります。
人間は常に周囲と協力し合い、助け合いながら生きている動物です。
自分の考えを仲間に正確に分かりやすく伝えられれば、仕事がスムーズに進み信頼関係が深まります。
逆に、情報伝達が不正確で分かりにくければ、仕事は捗らず信頼関係も生まれません。
仕事は基本的に信用・信頼できる人の元に集まってくるものです。
つまり、言語化能力・文章力が高い人は質の高い仕事が得られ、低い人は質の低い仕事しか得られない、ということになります。
古いしきたりや恣意的な人事がまかり通る組織においては必ずしも当てはまりませんが、フリーランスの世界ではこれが当たり前です。
言語化能力・文章力は収入を左右するスキルだということです。
残念なことに、学校では文章の書き方をほとんど教えてくれません。
社会に出てからその必要性に自ら気付き、鍛錬するしかないのです。
書くべき内容を考え、言語化し、文章を整える。
やってみれば分かりますが、ものすごく脳を使います。
ブログはその格好の練習台になります。
集客・販売経路の確保
ブログを定期的に見てくれる読者さんは、あなたのファンでありお客様です。
何か商品を販売しようとするとき、ブログを運営していればすぐに商品を紹介できます。
本を出版する場合なども、ブログ運営の有無が大きな差となって現れます。
ブログがなければ、完全に無名の作者としてデビューしなければなりません。
一方、ブログを運営していれば、読者さんに告知することで最初の購入者になってもらえる可能性があります。
本の内容が良ければSNSで拡散してくれることだってあるでしょう。
この差はとても大きいです。
広告掲載
ブログの更新を継続していると、企業から広告の依頼が来ることがあります。
バナー広告の掲載だったり、アフィリエイト、商品紹介など、形態はさまざまです。
もちろん、来るもの拒まずではダメで内容をきちんと精査しなければなりません。
広告は載せるだけで継続的に収益が発生し得るものです。
ある程度ブログが成長すると、このようなメリットもあります。
ライフログ
ブログは人に見てもらうだけでなく、後で自分が見返すためのものでもあります。
・あの頃の自分はこんなことを考えていたんだ
・こんな程度の文章力しなかったんだ
など、いろんな気付きを得られます。
ただの日記よりも得られる情報量が多い「ライフログ」が出来上がっていくわけです。
消されない
YouTubeというプラットフォームは規約が厳しく、グレーゾーンの判定もあいまいです。
最悪の場合、規約に違反していなくても動画やチャンネルが削除されることがあります。
いわゆる「誤BAN」です。
苦労して作り上げたチャンネルが運営元のさじ加減一つで消されてしまうのではやりきれません。
ブログでも、無料のプラットフォームを使っていれば同じ憂き目に遭う可能性があります。
その点、ワードプレスでブログを作れば、検索順位の変動はあってもブログ自体が消されることはありません。
ブログの成長に伴ってRSSやお気に入りに登録してくれる読者さんが増えたり、SNSと連動させることで検索に頼らないアクセスも期待できるようになります。
また、YouTubeは動画という性質上、修正は基本的に不可能ですが、ブログ記事は加筆・修正が自由自在です。
以上が私の考える「YouTube全盛でもブログを捨ててはならない理由」です。
ご意見や感想などあれば、ぜひコメント欄に書き込んでください。
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